感想 ∴ ジャックジャンヌ


ジャックジャンヌ(ほぼ)完走しました〜!というわけで記憶が薄れる前に感想をしたためていこうと思います📝

ほぼ完走というのもですね、攻略対象6人以外にサブキャラクターのシナリオにもエンドが設けられておりまして、そちらが回収しきれていないんですね〜
他クラスの同級生組と御法川先輩がめっちゃすきでそこまでは気力で回収したんですが、モナとイオンが…………
まあジャックジャンヌはシステム的にシナリオを読み返せる場所がないので、他ルートのシナリオをやり直したい!と思った時に回収しようかな〜と思っております😉

スチルも3つまだ解放されていないんですよね……イオンとモナとあとコンプスチルかな?スチル全回収に心折れた乙女ゲームなんてなかなかないですよ〜

ストーリーについて初回プレイ感想で、物語の中で恋愛要素よりも舞台への情熱が優っていてこれはいい意味で乙女ゲームじゃありません!と書きましたが全ルートこのスタンスは一貫していましたね
みんな恋愛しだすのほんっと終わりかけも終わりかけのところからやないか〜い🙃全編通して舞台を作っていくことその中での成長が丁寧に描かれていて、こういうことがしたかったんだな〜というのは伝わってきました

メイン青春群像劇スパイス恋愛を少々という感じのゲームなので、わたしはジャックジャンヌを乙女ゲームと呼んでいいかちょっと迷ってしまいますね🤔
というのも乙女ゲームという名称によって縛られてしまってその外の人たちに触れられないのはあまりにもったいない!
乙女ゲームってなんか愛を囁かれたりするのはこそばゆくてちょっと……みたいなことを勧めると言われるんですけど、そういう人たちにこそ触れて欲しいなと思う作品です!

攻略順は 寿々くん → カイさん → 根地先輩 → フミさん → 創ちゃん → 白田先輩 → 希佐ちゃん でした

希佐ちゃんルート以外は攻略制限はないので、プレイ順は好きなキャラクターからやった方がいいんじゃないかな〜と思います!このゲーム1週目が1番楽しいので
ちょっと最初にやるにはヘビーな子も混ざってますがそこにぶちあたっちゃったらご愁傷様という感じで🙏おすすめを教えてと言われたら寿々くんか白田先輩がいいかな〜って感じですね


下記よりキャラクター別感想




【高科 更文】

フミさんはほんっとにスマートで頼りになってかっこいい先輩なんですよ〜〜!他の3年生と比べて深刻で複雑な事情を抱えていないのもあって、希佐ちゃんのことをあたたかく見守っていてくれる印象でした

序盤からフミさんって希佐ちゃんのことを気に入ってるとか好きとかめちゃめちゃ言ってくれるんですよ!でも希佐ちゃんはそれに特にわたしもですとか返さないんですよね
それでクリスマスに希佐は好きって返してくれないの?って、好きって言葉をくれって請うんですよ……あれはずるい〜〜!ってなっちゃいました
しかも希佐ちゃんが女の子だってことはフミさんに分かってないと思っていたら!実は最初からわかってたよとか言うし!!えっじゃああれもこれも全部女の子だって知ったうえでしてたの?!?!みたいな
でもフミさんのことだから希佐ちゃんが知らないところで助けてくれていたんだろうなと思うとほんとに頭が上がらない……

フミさんが希佐ちゃんを好きな理由も、不可能を可能にし続けてるそういうところが好きっていうのもいいですよね〜〜人間としてすごくリスペクトしてくれている感じがして

ユニヴェール公演では初めてフミさんというクォーツのエースとパートナーを組んでやることに苦しむ希佐ちゃんが描かれていきます
配役が発表される前はパートナーを組むことを心底楽しみにしていたように見えていたので、それによってすれ違ってしまう2人がしんどかったです
フミさんも希佐ちゃんにとって自分が壁になってしまっていることを勘付いていて手を伸ばせなくなってしまっていたんですよね😂そうしてお互いもがいてやっとパートナーとして一緒に歩めるようになったときには、いつものフミさんが戻ってきてホッとしました〜〜フミさんはフミさんのままでいてくれないと困るんだ……

ユニヴェール公演の舞台の上でフミさんは感極まって涙を流してしまうんですが、今までずっとクォーツのエースとして金賞を守り続けて駆け抜けてきたフミさんを思うとこっちまで泣きそうになってしまいました
そこで希佐ちゃんが優しく、よくできたねいい子だねって抱きしめて頭を撫でるんですよ……!アドラもフミさんもずっと欲しかった言葉をかけてあげるんですよ……すごく綺麗なシーンだった…………

ジャックジャンヌはそういう直接的な恋愛の言葉があまり多くないので、ちゃんと好きとか恋人になってくださいって口に出して愛情表現をしてくれるフミさんはすごくきゅんきゅんしました🥳
フミさんは最初から最後までスマートでかっこいいイイ男でいてくれて、友人が希佐ちゃんを1番幸せにしてくれそうと言っていたのがよくわかりました!

【睦実 介】

カイさんは年上でとっても大人っぽく見えるんですが、知れば知るほど頭をなでなでよしよししてあげたくなる可愛い人なんです……!
というものカイさんは幼い頃に親と死別していて親戚を回され最終的には施設で育って、という過去から大きすぎる孤独を抱えているんですよね……その環境ゆえなのかどこか母性本能をくすぐられる頼りなさがあり、且つ天然な可愛らしさも相まってほっとけない〜〜!ってなっていました笑
まあそう言った事情があったとしても夜の稽古場でダバァって泣かれてしまった時は、待って待って、泣か、泣かないでください?!?!とわたしはアワアワしましたけどね!!!笑

カイさんが希佐ちゃんは、夜が終わる寂しさと朝がはじまる喜びがどちらも映し出されている空の美しさに似ている、と告げる台詞があるんですがめちゃめちゃにロマンチックで好きなんですよね〜
カイさんはずっと孤独という闇に囚われていて、けれど希佐ちゃんという光が現れて夜を連れ去るように世界の色を変えてくれたって、そういうことですよね?!もう告白じゃあないですかァ!!ってなりました😌

あとですねカイさんルートでは希佐ちゃんの危うさも描かれていてとてもいいんですよ〜
ユニヴェール公演ではカイさんとジャックエースアルジャンヌコンビの配役になるのですが、その役目の重さに希佐ちゃんが押しつぶされそうになってしまうんです……!
自身の至らなさでカイさんまでも貶められることに気がついて手段を選ばず無我夢中に追い付くために努力をして、その結果兄の過去の公演を見て感覚が研ぎ澄まされたまま無茶な稽古を重ねて倒れるんですね
ずっと希佐ちゃんが天才すぎてどうなんだ?と思っていたので、弱くて脆いところのある人間らしさが垣間見えてよかったです
後でカイさんとともに改めて兄の公演を見て向き合うことで、恐ろしい怖いという気持ちが根付いてしまった兄の演技から優しくて温かな妹への愛情を感じ取るようになれたのもよかった😂夢のはじまりの人が希佐ちゃんの魅力を体現してくれている、それに気付けたのは誰よりも希佐ちゃんを見てきたカイさんだからなんでしょうね

そしてカイさんのビックリイベントその2、バレンタイン!希佐ちゃんが前述の通りぶっ倒れることで、負担を減らすためにカイさんもジャックエースとして華になると決意をするんです
けれどそれは建前でずっと希佐ちゃんに見ていてほしくて、自分のために華になることを望んだとそれはもう苦しそうにバレンタインに吐露するんですよ〜!!
カイさんは自分の欲のために選んだことで苦しんでそれを罰だと言っているんですけど、今までのカイさんを考えるとすごく喜ばしいなとわたしは思ってしまいました!望んで選びとって苦しむことができている、カイさんにこんなにも感情が溢れているんですよ……!大きな成長じゃないですか〜〜😂
そしてそんなカイさんを希佐ちゃんはど直球の好意を伝えることで肯定してあげるのもすごい、好きですってよしよしする……この2人幸せになってほしい……

誰にも伝えられなかった黙殺してきたカイさんの欲が全部全部溢れて出てきて、希佐ちゃんがそれを優しく救い上げることで、やっとカイさんは自分のために生きられるようになったんですね
カイさんはほんとに希佐ちゃんと出会えたことで1番人生が変わった人だなあと、出会えてよかったなあととても思いました

【根地 黒門】

根地先輩は舞台が全てな人間で、まるで命を削るように舞台へ才能を全て捧げ、感じたことを余すことなく昇華していこうとするようなところが見受けられます

というのも根地黒門は呪いがかかっている人で、
演出家であった父がある女性に出会い恋に落ちたことによって才能を失いその苦しみに耐えられず海に身を投げて自殺をしてしまったという過去があるんですね
そして父と同じように女性を愛してしまえば才能をなくして海へ沈んでいくのではないかと、そう恐れているんです
希佐ちゃんはそれを知って根地先輩には女だと気付かれないようにしなければと思うんですよね……

でも根地先輩はそんなこと全く思っていないから希佐ちゃんに君の才能を愛してる!とか君の才能を受け継ぐために求婚したい!とか能天気にいってくるんですよ〜〜!!なんだこいつ〜〜〜!!!
希佐ちゃんは困ったように根地先輩を受け流しながら、性別のことを知らないからこんなことを言ってくれるけれど本当のことを知ったら拒絶されてしまうんだろうなと考えてるんですよね……ああ……切ない…………

冬公演では希佐ちゃんは女であることを隠し続けてきた弊害で女性を演じられない状態に陥ってしまいます
根地先輩はそれを希佐ちゃんに迫って口説くエチュードをすることで無理矢理に引き出そうとするんですよ、なんて人の心が……ないんだ……………
ただその時の希佐ちゃんの反応があまりにも女らしくて根地先輩がびっくりして、その場は引いてくれるんですがそこで違和感を抱いてしまうようになるんです……

そして冬公演を演じきった後のクリスマスの日に根地先輩のもとに訪れると、希佐ちゃんが根地先輩を口説くエチュードをやろうと言い出すんです
根地先輩が真剣なので希佐ちゃんも本気で女性を演じて根地先輩に迫るとその演技を間近で見た根地先輩が「ああ、女だ」と冷たく呟いて……ああ……とうとうこの時が来てしまった…………と…………
それからはこっちすら見ずにいろいろ捲し立てられ部屋から追い出されてしまって……希佐ちゃんの根地先輩への好意がまるで否定されたみたいでほんとに苦しいかった……
そして根地先輩はやはり父と同様に台本が書けなくなり、演出も演技もできなくなってしまうんですよ………………

希佐ちゃんが根地先輩に好意を抱いてしまわなければ根地先輩の才能が潰えることはなかったと思うと、出会ってしまって好意を持ってしまったことが罪深いですよね
それでも会ったときには会いたかったって言ってくれるんですよ……すごく後ろめたくて申し訳なくてなのに優しくしてくれるのほんとにやめて欲しい………………

新学期が始まっても根地先輩は台本が書けなくて、けれどクォーツ生は信じて待ってて、そんな中根地先輩が失踪します
いつも肌身離さず持っていたメモ帳を置いているのを見て嫌な予感がして希佐ちゃんは例の海岸へ急ぎ向かうとそこには根地先輩の姿があって、何も書けなくなったって才能が失われるのが耐えれないって入水しようとするんです

こんな切なくて熱烈な愛の告白ってあります……?他でもない書けなくなった根地先輩の姿が希佐ちゃんを愛してしまったことを体現してるんですよ…………
けれど希佐ちゃんは選ばれずに自身の才能を選んで死のうとするところが残酷ですよね、やっぱりこれは根地黒門が根地黒門にかけた呪い…………

希佐ちゃんは自分のことを脚本に書いてくれと根地先輩にお願いしてなんとか引き止めるんですが、すっかり舞台感覚が吹っ飛んでしまってるので脚本ができても演技や演出という課題にぶつかるんですね
前に進むために改めて父親の死に向き合って才能に頼るのではなく自分の力で進むことを決意します
そうしてクォーツみんなと協力して何度も何度も納得いくまで取り組んでユニヴェール公演を作り上げていくのがよかったですね、今まで演出とかをしてた立場上すこし距離があったのがグッと縮まって一緒に生み出している感じがあって嬉しくなりました〜

ユニヴェール公演を終えた3月にはなんとバレンタインのお返しに指輪をくれるんですよ!!
そして希佐ちゃんの才能ではなく希佐ちゃんという人間を見て求婚してくれるんです…………!ずっと希佐ちゃんの才能を愛して人間の部分を見てくれなかった根地先輩が人間を見て好きだと言ってくれる、これ以上の救いはないですね
どうか根地先輩は希佐ちゃんをとびきり大事にしてくださいね!笑

【白田 美ツ騎】

白田先輩は冬公演がほんとうに好きで、白田先輩とルキオラの言葉に救われて号泣してしまったんですよね〜〜!それで涙でぐずぐずなまま「淡色」の音ゲーパートに入って、この構成人の心がないんか?!ってなった思い出があります笑
あれ1週目に共通ルートなのが信じられなくて、意図せず白田先輩ルートに入ったのかと疑っちゃいましたね……それくらいにすっっごくよかった…………

白田先輩は可憐なお顔をしているのにすごくはっきりとした男らしい性格していて、そのギャップがとても魅力的です!
最初は結構素っ気ないんですけど、ちゃんと希佐ちゃんのこと見てて厳しいことを言いながらも希佐ちゃんを認めてくれてだんだん心を開いてくれているのが丁寧に描かれていていいんですよ〜

白田先輩ってあんまり自分のことを見られたがらないし話したがらないんですけど、希佐ちゃんとなら話していいかもなって思って話してくれるようになるんです
でも希佐ちゃんは性別という秘密を抱えていることもあって白田先輩に全然自分のこと話せないんですね……
白田先輩はそれを感じ取っていて踏み込まないでいてくれるけど、希佐ちゃんの焦燥感というか危機感を敏感に感じ取っていて何かを抱えて苦しんでるんじゃないかって心配して、支えてやろうって真剣に話してくれるんですよ…………でもそれに希佐ちゃんは応えることができない、してはいけなくて…………っていうのが本当に苦しかった😂
それで白田先輩も希佐ちゃんにとって本音を打ち明けられない人間なんだなって勘違いしてしまうし、希佐ちゃんは希佐ちゃんで隠し事だらけのわたしは誰かと親しくなっても傷つけてしまうだけなんだなって……ひとりになって思い至るのも悲しくて…………

そんなことがあっても白田先輩はそういう気持ちを隠して普段通りに接してくれるんですよ〜〜😂
でもやっぱり完全には隠しきれなくて、他の77期生の先輩と楽しげに話しているところを見て自分は踏み込むことを我慢しているのにあいつとはあんな風に楽しげに話すんだなと爆発しちゃったりして……
何度もそういうことが重なって、とうとう自身を曝け出すことで乱暴に希佐ちゃんの秘密を暴こうとしてしまうんですよね……あの白田先輩が服の上半身を脱いで裸を晒したのはびっっっくりしてしまった🤭
それで希佐ちゃんも白田先輩の気持ちを踏みにじることはもう出来ないところまで来てしまったと覚悟を決めて、同様に曝け出そうと覚悟するんですよ……もう2人の気持ちのすれ違いがほんとうにしんどい〜〜!!
結果的には白田先輩がなんで酷いことを強いているんだって反省して止めてもう二度と詮索しないって誓ってくれるんですけど、でも隠して苦しめている希佐ちゃんも苦しくて苦しくてたまらなくて…………

そんなまま迎えるのが冬公演なんですよ!冬公演では白田先輩と希佐ちゃんが2人でアルジャンヌをしているのですが、希佐ちゃんは白田先輩の役(ルキオラ)に秘密を抱えている役(チッチ)で白田先輩と希佐ちゃんが陥っている状態まんま!みたいな役なんです!!
劇中にルキオラに秘密がバレたことで仲違いをしてしまってチッチが後悔して子供みたいに泣きじゃくるシーンがあるのですが、チッチと同じ状況にいる希佐ちゃんの気持ちもその涙とともに溢れ出すんですよ……それを舞台裏で見ていた白田先輩が「今行くから」と呟いて、希佐ちゃんごと全てを赦すようにチッチを抱きしめてくれるんです……
希佐ちゃんがこんなに感情を露わにすることってなくてそれだけ苦しんでいたんだなって実感したとともに、それを救ってくれる人がこの瞬間にいてほんとうによかったという気持ちでいっぱいでした

そして冬公演後のクリスマスに白田先輩の気持ちに応えたいと自分から女であることを告白するんですよ……
白田先輩は秘密の内容なんてどうだって良くてその秘密を打ち明けてくれないことが苦しかったって打ち明けてくれて、それで僕も隠していたことがあるといって好きだと告げてくれるんです……!
その時のスチルの白田先輩のお顔がとても穏やかで優しくて、ああやっと2人が通じ合えた……!と感動してしまいました〜〜

ユニヴェール公演ではなんとこのルートだけ希佐ちゃんがジャックエース、白田先輩がアルンジャンヌという構成になるんです!でもそれは今のクォーツの全力投球ではなくて、来年のための育成でこの体制がとられるんですよね……
白田先輩はいち早くその先輩たちの真意を見抜いて必死に取り組んで、そのうえでこの布陣でもクラス賞を取るって決意するんですよ!そこから77期の他の同期たちにも火が移っていくんです!!すごい熱い展開でした〜!!!

白田先輩ってユニヴェールにとりわけ大きな思い入れがあったわけではなくて、歌しか上手じゃないトレゾールの生徒を見て僕にも出来そうだなってユニヴェールに入ってきたんですよ
そんな白田先輩がユニヴェール公演を経てユニヴェールの舞台でしたいことが、夢ができたって話してくれて嬉しくなりました〜〜

全体的に舞台のお話というより白田先輩と希佐ちゃんの関係性のお話の印象が強くて、2人が出会ってやりとりをしていく中でどう成長していくかが綺麗な流れで描かれてて乙女ゲームっぽいな!と思ったルートでした💠

【織巻 寿々】

寿々くんは新人公演の「不眠王」で希佐ちゃんとジャックエースアルジャンヌコンビをしてたのもあり、体験版をプレイし終わった時に1番好印象なキャラクターでした!というか劇中歌の「鈴かけの木をこえて」が素晴らしすぎるんですよ〜〜!!劇中歌の中でトップレベルにすき……
内田雄馬くんお歌が上手いんです!みんなうまいけど希佐ちゃんとの声の相性が1番いいなとわたしは思いました👏

寿々くんは演劇未経験でユニヴェールに入学しているんですが、とてもわかりやすく華がある人間なんですよ〜すらっとしてて男性らしい体つきをしてるし声も大きくてよく通るし!新人公演、夏公演ではそんな特性を活かした配役をされてメキメキと力を伸ばしていきます
ただ秋公演、冬公演ではそんな寿々くんにも挫折が訪れそれを乗り越える様子が描かれていくんです
前半が順風満帆だった分それがも〜〜しんどかった!

秋公演では昔痛めた足の怪我を再発して役を降ろされてしまうんですが、あまりにもアッサリ役を降りて創ちゃんに代役をやらせてくれって言うのが意外過ぎてびっくりしたんですよね
もっと悔しそうに苦しそうにするんじゃないのかなって思ったので……
過去に足の怪我で剣道を諦めた挫折の経験があるからなのかな……焦りとかそういうものよりも諦めが強く滲んでるように見えてこっちが苦しくなっちゃった……

寿々くんって真っ直ぐ突っ走っていくところがあるから見誤りそうになるけれどすごく聡い子で、特に人の気持ちだったり心情の機微を感じ取ることのできる子だなと思っています
夏公演ではジャックに苦戦する希佐ちゃんからの羨望の眼差しを受けていることを感じながら、本人の望まない過度な干渉はしないですし、必要なら手を差し出す、必要ないなら見守るっていう線引きをしてるんですよね


あと一貫して行動原理が誰かのためな人だなとも感じました、寿々くん自身が誰かのために怒ることが多いって言っているのもあって引っ張られてそういう風に解釈しちゃっている感じも否めないんですが

秋公演の時創ちゃんに怒って掴みかかったのは自分が露骨に避けられているからではなくてその創ちゃんの行動で希佐ちゃんが悲しんでいたのをそばで見ていたからだろうし、誰かが貶されたり悲しんでいたらちゃんと怒るのに自分がその立場になると甘んじて受け入れているんですよ……鳳くんの嫌味とか……

たぶん寿々くんにはそういう意識はなくて、他の人のそういう姿を見たくないっていう寿々くん自身の気持ちために怒っているんだと思うんです

でももっと寿々くんは寿々くんのためにいればいいのにという気持ちになってしまうんですよ……そんな寿々くんのためにわたしが怒ってあげたいなって思っちゃうじゃないですか……


ユニヴェール公演では「不眠王」コンビ再結成でジャックエースアルジャンヌで舞台に挑みますが、クォーツ以外の他クラスでもみんな主役を同期の78期生がやるんですよ!お互い苦しんでもがいて切磋琢磨していくのが描かれていたのがとても熱くて好きでした

それもあって寿々くんルートが一番青春していて楽しかった~~~


現実での寿々くんと希佐ちゃんの気持ちと「央國のシシア」のチャンスとシシアの気持ちがだんだんと重なっていって、舞台としての最高潮で現実の恋愛も最高潮に達するのもすごくいいなと思いました!

寿々くんが現実での気持ちを隠そうとするために劇中の恋慕をうまく表現できなくなっちゃうんですが、覚悟を決めて全部さらけ出した時それに希佐ちゃんが照れて戸惑っちゃうのがほんっとにかわいかった……


寿々くんは親愛イベント?のなかでぎゅ~っと抱きしめられたりラストにはキスしたりするんですけど、雰囲気が甘々な感じにはならなくて糖度ひっくいな?!?!と当初思ってたんですが、

他ルートはそれ以上になんにも手を出してこなくて結果的に一番糖度が高いのは寿々くんでした🍬笑


【世長 創司郎】

創ちゃんは希佐ちゃんの幼なじみで、ユニヴェールで唯一最初から事情を知っているのでずっと女の子扱いしてくれるのが新鮮でしたね〜
でも創ちゃんは共通ルートの秋公演のこともありほんとにいつ来るか……?来るか……?!みたいな不穏な気持ちを抱えたままプレイしていました笑

夏公演の後にオニキスに2人で稽古をつけてもらいに行く場面があるのですが、そこで希佐ちゃんより早く創ちゃんがへばってしまいます
そこで自信喪失している最中に加斎くんがジャンヌに抜擢されたけどジャックがやりたくて努力してそれを掴み取ったという話を聞いて、創ちゃんは僕の見た夢を僕が殺してしまっていることに気付いてショックを受けるんですよね……
みんな加斎くんみたいに強くいることはできないよとわたしは思うのですが、創ちゃんはそのことを恥じて希佐ちゃんから逃げ出すように去るんですよ
そこで希佐ちゃんに僕を見ないで、恥ずかしいんだって、言うのが、苦しくて苦しくて……
希佐ちゃんは希佐ちゃんでなにもできなくて、どつすればよかったんだろう……って…………

それを経てからの秋公演のアンサンブル落ちが、本当に苦しかった……
でもなんやかんやで怪我でリタイアした寿々くんから役を受け継ぎ、自分が情けなくて恥ずかしいけど力を貸してくださいって言える創ちゃんになれていて安心しました
秋公演を終えたときには、あんなに演技のことで苦しんでいた創ちゃんが舞台は楽しいねって、言ってくれるのも嬉しかったです

でも創ちゃんの本番はユニヴェール公演でしたね……なんとこのルートでは希佐ちゃん主役に選ばれないんです!!
というのも次年度のクォーツの育成のために創ちゃんにジャックエースを経験させたい、創ちゃんの希佐ちゃん以外と演じることができないという弱みを解消したいという理由で希佐ちゃんがアルジャンヌになれたはずなのに外されてしまうんですね……
希佐ちゃんにとってはユニヴェールが全てで、創ちゃんにとってユニヴェールにいるのは希佐ちゃんが全てだったのに、その希佐ちゃんの夢を創ちゃんが奪ってしまうんですよ
なんでこんな酷いことをするんですか…………

結局希佐ちゃんの主役問題はアルジャンヌをやる予定だった白田先輩がその事情を悟ってアルジャンヌを降りることで希佐ちゃんに回ってきて解決するのですが、わたしとしてはそれもどうなんだ……とちょっと腑に落ちない感じでした……

まあ主役問題が解決したから順調に進むかと思えば、また演技で難航していくんですよね
アンバーの百無くんに唆されて希佐ちゃんと創ちゃん2人だけの世界で舞台を作ろうとしていくんですよ……その取り組みでどんどんと舞台映えする華やかな演技にはなっていくんですがその創ちゃんの盲目さったらもう恐ろしかったです…………
希佐ちゃんの気持ちを置いてけぼりにしたまま暴走していくんですよ

それで寿々くんが創ちゃんに怒るんです…………
それで目が覚めて希佐ちゃんばかりに依存するのではなくてみんなで舞台を作り上げていくんですね
いやユニヴェール公演だけでこんな、こんな事件2つも3つも起きる?!地獄を詰め込みすぎなんですよ!!

こういうことを言うのはよくないと思うんですけど、なんだか創ちゃんは希佐ちゃんに救われているようで一緒にいることで救われてはいないように見えるんですよね……わたしにはどうにもこの2人が幸せになれるビジョンが見えない……

けれどクォーツみんなでユニヴェール公演を成し遂げたことで、必ずしも希佐ちゃんと舞台で隣にいなくとも繋がることができるって気づけてジャックエースに固執せず舞台のためにやれることをみんなやろうって思えるようになれて本当に良かったです
どうかもうあんな風にならないことを祈っております…………





全て終えて好きなルートは、
根地先輩>カイさん=白田先輩>寿々くん>フミさん>>創ちゃん でした!

根地先輩ルートは終えてからずっと囚われてます、海のシーンが頭に焼き付いている……笑
希佐ちゃんが幸せになれそうなお話って白田先輩か寿々くんのルートだよな〜とは思うんですけどね
ああいうずるい男やっぱり好きなんだ…………

個人的にはやっぱりもう少し甘い乙女ゲームらしいお話も読みたいな〜という気持ちが強いので、ドラマCDなりFDなりが派生で出てくれないかな〜〜という気持ちでいっぱいですね
根地先輩とかカイさんとか創ちゃんはしんどいシーンが多めで糖度があまり高くなかったので特に欲しています〜ブロッコリーさんお願いします〜〜🥦

あとサブキャラのエンドもすごくキュンとするものが多いので、ぜひもっと描いて欲しいですね!
御法川先輩がほんっとに好みすぎるキャラクターでした😎稀ちゃんも好きなのでロードナイトへ転科させれくれ〜〜笑

とにかくジャックジャンヌはボリューミーというか、周回を強いられるゲームだった…………!
シナリオがめちゃめちゃ面白いのは間違いないんですよ、でも周回がしんどい故に1週目が1番楽しいタイプのゲームになってるのがもったいなかった……

まあ端的にいうと共通ルートがすごく長くて、ガッツリストーリー分岐が来るのが公演イベントを4つこなした後になるんですよ
まあ他ゲームなら共通をオールスキップで手を離してても問題ないんですが、ジャックジャンヌは育成パートもあり音ゲーパートもあり、そしてランダムで差し込まれるイベントもありで……スキップが止められる…………操作を強いられるのです………………

わりと平日の夜寝る前とかにゲームをやってることが多いんですけど、2日間くらいかけて共通ルートの部分を消化して〜とかザラにありました
その間の新規シナリオもたくさんある感じではないのでモチベ、モチベを保てない……と何日か触れられなくなったり…………

これはわたしの忍耐力の問題もあると思うのですが、こんなシナリオを散りばめて周回たくさんしてね!というスタンスならもうちょっとなんとかして欲しかった〜という気持ち🙃
そしてたくさん回収させたシナリオを読み返せる場所がギャラリーにないのもびっくりしちゃいました
えっ?!あんな頑張って回収したのに?!?!ブロッコリーさんそこのシステムもうちょっと頑張れなかった?!?!笑
まあシステム面に関してはちょいちょい改良されていってるようなので気長に更新を待とうかなと思います😔

シナリオの回収はちょっと大変でしたが、とっても面白いゲームでした〜〜友人勧めてくれてありがとうね〜〜!!
今度サントラとボーカルコレクションが出たりとまだまだ展開がありそうなコンテンツなので、のんびりと追っていこうと思います☺️

とりあえずほんとに劇中歌が素敵なのでボーカルコレクションは買うつもりです!もし演者さんの中にお好きな声優さんがいらっしゃったらそれだけでやる価値ありますよ〜〜お歌盛り沢山だし演技もいろんな幅のものをしていますし〜〜ほんっといろいろ見れてお得なので👌

次は何をやりましょうかね〜〜連休なのでぐわっと集中して何本かやりたい気持ちです😎
というのも何個か消化してまたいろいろと購入したいんですよね!剣が君とかシャレマニとか、古書店街の橋姫もやってみたい〜〜
そのためには今積んでいるものを消化せねば……

ひとまずはサクッとやれそうなものから手をつけていこうと思います〜〜

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