感想 ∴ 華アワセ 唐紅 / うつつ編

2月末からプレイしていた 華アワセ 唐紅 / うつつ編をや〜〜〜っと終わらせました！今回もめちゃめちゃ引き込まれるお話でした〜〜！！

蛟編や姫空木編で散りばめられていた謎が線によって繋がっていく感じが気持ちよかった✨恋愛キュンキュンって感じよりは、これまでのお話を踏まえての真実を知っていくドキドキ感の方が強かった気がします

姫空木編はほんと〜にややこしくて頭がこんがらがりながらプレイしてたんですけど、唐紅 / うつつ編は比較的わかりやすく整理されていたので助かった笑

あとなにより！うつつが！杉山さんが！話してる！！！

OPに出てるのに今までひと声も聞けなかったから！このゲームでやっと声が聞けた〜〜！！という感動がすごかった笑

結局万葉集のビギナーズクラシックを用意することなくプレイしましたがなんとかなりましたね！

でも今回は万葉集の知識に加えて日本神話のワードがもりっもりでてきて頭いい人じゃないとちゃんと全部分からないよ〜〜と泣きべそかいてました

いやなくても全然大丈夫なんですけどね！わたしが中途半端にしか分からないので全部味わってなくない？！という気持ちが芽生えちゃって……笑

今回も前回までの通り唐紅とうつつにハッピーエンドが用意されていて、それ以外のキャラクターはバッドエンドしか用意されていないのですが、

あれっこれってもしかしてバッドエンドじゃない？と勘違いしそうになるエンドが多かったように思います

今までのバッドエンドが悲惨すぎたから麻痺してるのかもしれない……😵

攻略順は 唐紅さん → 蛟さん → 姫空木さん → うつつさん → いろはさん でした

今回攻略制限結構ガチガチで最初に解放されてるのは唐紅さん、蛟さん、姫空木さんのみ！

唐紅さんを終えるとうつつさんルートが解放、うつつさんルートを終えるといろはさんルートが解放って感じですね

うつつさんルートといろはさんルートはがっっつり謎解明ルートなので最後に順番でプレイするのがいいと思います😎

カードゲームの難易度は低いな〜と思ったので、一周目にしっかりランキングに取り組んでおけばあとは楽勝だと思います👌

下記よりキャラクター別感想

【唐紅】

唐紅さん言動が結構ストレートで強引なのでわたしは苦手意識が若干あるままプレイに入ったのですが、相変わらずで学校にバイクで乗り込んできたかと思えばセクハラされながら攫われるという冒頭からとんでもない展開……！

桜花の女になったらでろでろに優しくしてそう〜なんて思っていたんですが、そもそもみことが開闢高校から華園に転入しないからそんな未来は存在しなかった🙃

意外と唐紅よりもみことの方が情熱的な印象でしたね、唐紅の失礼な言動や横暴な態度にプンプンしてたのにそこに隠されてる覚悟や優しさに気づいたら惹かれていっていてスッカリ桜花の女になってた🌸

唐紅はああ見えてみことと結ばれることの先を見据えていて、みことが泉姫になれば帝のものになるから身を引かなければならないこととかそもそも唐紅は家のための結婚をしなければならないから恋愛結婚を諦めていたり……

だからみことよりも愛や恋に対して冷静なんですよね、そこがお話の後半際立っていたのでとても淡白に見えてびっくりしました

ほんの少しずつ近づいていってやっと思いあえたかと思えば、唐紅がみことを庇って危篤の状態になってしまうんですよ！そしてみことは体から切り離されてしまった唐紅の魂を見つけ出し体に戻そうとひとり立ち向かっていくんです〜〜😢

華園の人たちに唐紅さんの魂探すの手伝え、パートナーは仮でわたしのパートナーは唐紅さんだっていって愛想尽かされるのデリカシーなさすぎて面白かった

ちゃんとそのあとそれでもいいからって蛟さんと姫空木さんはパートナーを申し出てくれるんですけどね

なんやかんやで魂だけになってしまった唐紅さんを見つけ、みことの命を使ってその存在を維持することを快諾するんですよ

でもその寅家に伝わる儀式について唐紅さんは隠し事をしていて完全な儀式は行わなくて、それでまたふたりはすれ違っていって……

お互い顔を向け合ったら素直にお話しできないっていうアレですよね、このふたりは☺️

うつつが現れたりみことが瀕死になったりしつつ儀式を終えて唐紅さんの魂を体に戻し無事泉姫となります

しかし今度は寅家で問題が起こって、唐紅さんとのパートナーの解消！華園の退学！他の人との結婚！ほんっとにみことは大変な人を好きになっちゃったね……？

唐紅さんの母親は丑家の人間の祈り子で、艮に成り果ててしまっていて、その人が寅家をおかしくしてしまっていたんです

ふたりともにあるためにみことと唐紅でその艮を浄化するのですが、あまりの力にみことは浄化しきれない……するといめくんが現れてその艮とともに消えていってしまうんです

いめくんすごく好きだったのでなんでいめくんがこんなことしなきゃならないんだと大号泣😭

うつつもいろはも過去に触れすぎて消えてきた世界だったので、あまりにもふたりが結ばれるために失われるものが多すぎたんですよ😢しかもいめくんに関しては個別のルートもない……

でもうつつのかけた呪いのような祈りを思えばこの奇跡を生み出すための必要なものだったんだろうなあなんて思いました

【蛟】

蛟さんはみことの持つ望月への執着から、空白となったみことのパートナーに名乗りをあげます

みこととパートナーになるのは一族の悲願を叶えるため、皆が望んだと言いながら蛟一族のほとんどは疫病によって死に絶えていたんですけどね……気づいた時めちゃくちゃゾッとしました……

なんだか穏やかな時間で蛟編の序盤を思い出しましたね〜、でも明確に違うのはみことの心の中には唐紅がいることだけ

なのにみことはウブな蛟さんには酷なことばかりしていくんですよ、温かいご飯を作ってあげたりやさしく蛟という存在を認めてあげたり

そして案の定蛟さんはどんどんみことに惹かれ手放したくなくなってしまう……

そんななか魂が見つからず戻っていないはずの唐紅が現れみことが襲われ、すんでのところを蛟さんに救われます

でも唐紅の体に入っていたのは蛟さんが必死に掟によって縛り付けて否定してきた本能ミズチだった

唐紅のことを誰よりも軽蔑しながら彼を自身の中で押さえつけていたミズチと重ねて軽蔑してきたんですね

しかし蛟さんはそんなこと気付きやしませんから、唐紅さんへの憎悪を増し、さらにみことへの執着が強くなっていくんですよね！！そして軟禁！！！だと思ったーーー！！！！笑

軟禁されていたみことを救い出した華園の人々を全て矢で射殺しみことを手に入れるのはあまりに恐ろしかったです……暗闇の中で次々人の命が潰えていく声がするんですよ……

そしてみことはいつからそうだったんですかね、狂い果て蛟さんと屋敷で穏やかな新婚生活をしていた

けれどそこへソードが現れてお腹の子供を認めるやみことごとそれを殺めてしまうんですね

今のはわかりやすくバッドエンドなのですが、もうひとつはみことがミズチを倒し蛟さんもミズチも受け入れてそばに寄り添うエンドです

蛟さんは蛟もミズチも失い全てまっさらになってしまってそんな彼をひとりにできないとみことはその悲しみが癒えるまでそばにいることを約束するんです

掟に縛られずハンバーグを大好きと無邪気に笑える世界に泣きそうになってしまって、けれどみことが一切出てこないからみことがどう過ごしてるのか見えてこないんですよね

でもわたしにはこのエンドはバッドエンドとは呼べない温もりがありすごく好きでした

【姫空木】

姫空木さんはなんといってもこのツキで華園に通っていなくて五光でもないっていうのが最大の驚きですよね、開闢高校のかっこいいただの先輩っていうのがとてもよかった……

姫空木編でいろんなものにがんじがらめになって苦しんでいた姫空木さんを見てきたから、ここではなににも囚われずに生きていけてる世界なのかと！

このツキには茉莉花も花神さんもいて華園でふたり肩を並べているのだから姫空木さんの抱える罪はない、と思っていたけど茉莉花の姫空木さんへの執着は健在でしたね〜

ここでも茉莉花と花神さんの関係は歪だし、茉莉花は姫空木さんを不幸にしたがっている

ただ姫空木さんは前に比べて吹っ切れているというか、罪がないから自分の望みに正直で行動的だなと！姫空木編のうじうじした彼より好きだなーと思いましたね

姫空木さんはみことへの恋心からパートナーに名乗りをあげ一緒に華園に転入するんです

けれど華園に入ったならば姫空木さんは茉莉花のパートナーになれ、みことは花神と組め、と初っ端から姫空木さんと茉莉花がバチバチ😱

そしてふたりと華闘をすることとなるのですが、そこで茉莉花と花神さんはうつろいに飲まれて姿を消してしまう〜〜

月光組をまとめていたふたりを失い混乱するも、姫空木さんがカリスマ性を発揮してまとめあげていくんですね〜、月光組五光の姫空木さんが戻ってきたって感じでした！

それもこれもみことのため、みことに好きになってもらうためなんですよね……あまりに健気すぎるんだ……

でもかなり無理していてそれを悟られまいとしていたのにみことに見抜かれちゃうところが姫空木さんらしいなと思いました

そしてそのまま勢いに任せて脅迫じみた告白をして欲望に耐えきれず襲っちゃいそうになるのもすごい姫空木さんだったし、その翌日の朝の4時に中庭で待ってるメールしてくるのもデジャヴすぎてトラウマ蘇るかと！笑

そして唐紅の魂はどうなっていたかというと実は茉莉花の水の世界に閉じ込められているから見つからなかったことがわかり、唐紅の魂を返すかわりに姫空木さんが茉莉花の奴隷なることを強要してきます

それに姫空木さんは応じてひとりで向かってしまう……

姫空木さんを追いかけるルートに入ると、姫空木さんとともに茉莉花と花神さんを裁いて殺してしまう……そしてその罪を隠すように美しい悲劇の物語を姫空木さんが語り、ふたりで赦されない罪抱え続けるというエンド

わたしはとても好きです、この共犯者となってより強い繋がりを持つことを喜んでるような姫空木さんが怖いのにその心理はとてもよくわかるんですよね

月花繚乱のダリアさんエンド思い出しました、あの教会に火を放つやつ……

まあそれだけならまだ良かったんですけど、最終的にふたりは姫空木さんの水の世界へ全て引き込んでその中で生きていくんです

けれどそこには斧刑事と唐紅さんだけはいない、連れてこなかった……でもみことは唐紅さんが生きていてくれさえすればこれでいいと……

結ばれないこのツキからのがれるように自分の水の世界に閉じこもってみことをツキからさえ隠して、姫空木さんは結局みことも茉莉花も斧刑事も全部全部利用してしたいようにしましたね

そしてもうひとつのエンドはまさかの姫空木さんが茉莉花や花神さんとともに命を落として、心に傷を負いながらも斧刑事とともに過ごしているエンド

いやこれ姫空木さんエンドじゃないやないかーい！

でもなんやかんや結構幸せになれそうなエンドだとは思いました

【うつつ】

うつつさんルートって要はいめくんルートってことでしょ？そう思っていたわたしがいました……

しかしまっっったくそんなことはなかった！！なんなら分岐後いめくんカケラも出てこなかった！！！いめくんへの救済はないのか？！？！

うつつさんルートは唐紅さんがみことを庇って怪我をして、目覚めると何故かうつつさんが五光として存在する世界へ来ていてしかも鬼札の儀式でうつつさんを選んでいた！というところからはじまります

うつつさんはいめくんと同様に丑家の祈り子で、華園では呪われた存在として恐れられています

けれどみことはうつつがそのような扱いを受けてることに心を痛めて優しく寄り添うように過ごしていくんですよ

もちろんここの世界の人間ではない、唐紅さんのために元の世界に帰りたい、そんな気持ちを抱えながらうつつさんに優しくする……

みことの優しさは残酷だなと思う場面結構あるのですがこのルートが一番残酷に描かれてた気がします、その優しさと無知がうつつさんとこの世界の破滅を招きます

みこととともに過ごし愛を知っていったために、うつつさんは祈り子にとっての禁忌である生きることを祈ってしまうんです

そしてそのために華園のすべての命が代償として失われることとなってしまい、それを止めるために泉姫に覚醒したみことはその代償である痛みを全てその身に受けて死んでしまう

あっあめつちの歌って最強のなんでもハッピーに変えるものじゃなかったんだね……？とそこに驚きつつ、なにも知らず唱えていたとしてもともに生きようと言っていたのに勝手に全ての咎を受けて死んで、相手に生きることを強いるのは無責任すぎるんですよ

そして狂い果てたうつつさんはみことが死んだのは他の人間がいるからだと、この世界の全ての命を代償に命を取り戻そうと全てを殺し始める……

そのうつつさんの願いによって元の世界に生きて戻ったみことは、うつつさんとの未来を掴み取るためにカラクリ咎を使って過去の咎を修正していくんです

みことはうつつさんとパートナーになっている世界を自分の居場所ではないと思っていて、うつつさんと鬼札の儀式で結ばれた本当のみことがどこかにいると思って胸を痛めていたんですが！この過去の咎を巡る中で今ここにいるみことが紛れもなくうつつさんと鬼札の儀式をしたみことだとわかったシーンがすごく好きでした

そうして全ての咎を修正することでうつつさんとみことはその世界からいないこととし世界の消滅を防ぎ、全ての咎を許したことでふたりは転生し次の世界で結ばれます

結果的にふたりが幸せになるために三つの世界を巡ってますね笑

もとの世界では幸せになれなかった運命を思うと切なくもありますが、みこともうつつさんも途方もない時間をかけて幸せになるために生きていたんだと思うとこの奇跡みたいな未来の輝きが増しますね

【いろは】

いろはさんルートはなんと！うつつさんルートエンディング後の生まれ変わってうつつさん想いを通じ合わせたみことといろはの話なんですよ！

まずそんな酷なことありますか？！っていう……

このみことはすでに泉姫として覚醒してるのですが、そんなことは知らないいろはさんと百歳さんがいつものごとく華園に迎えに来ようとするんですね

けれどみことは泉姫にすでになっているしうつつさんと一緒にいたいからと断るのですが、なんとみことは特定の日付までに華園にいないと必ず死んでしまう運命なんだとか？！みことの死を避けるために理事長たちの作った運命の籠に入れてきたんですね

そしてみことが死んでしまうとまた時間が巻き戻りループする

それを知ったみことはみんなをループから解放するためにカラクリ咎を使って咎を消すことで運命の籠を壊すことを決意します

そしてその過程でこれまでの過去が露わになっていきます

運命の籠を作った原因の日は鬼札がうつつさんを選んだ世界で、みことが両親の死の真相を知ろうと行動した結果バラバラに殺されてしまうんですね……

そこにうつつさんや唐紅さんが遭遇し、うつつさんはみことの死を受け入れられず艮で人々を殺し回り、唐紅がハレの剣で刺すことでうつつさんを運命の籠から追放するんですよ

だからうつつさんはいつもいなかったのか〜〜！と！超納得しました笑

けれどみことの死の運命はここだけじゃなくて、幼い頃の引っ越しの日……その日にすでにバラバラにして殺されていたんです？！？！

その犯人とは泉流先生、蛟さんの実のお父さんで蛟さんの母親と引き離されたことにより精神をおかしくしてしまっていて

泉姫候補であるみことが月の世界とこの世界をつなぐ存在だと盲信し彼女を使って月の世界から泉流先生と母親、蛟さんの身代わりを連れてきて3人は幸せに暮らそうとしていたようです

そんなことのために幼いみことはバラバラに刻まれるなんてあんまりじゃないですか

しかもみことに想いを寄せていた実の子の蛟さんを使って呼び出して……心配になって戻ってきた蛟さんがそれを目の当たりにしてしまうのが可哀想でしかたがなかったです

しかも母親もその出来事が原因で失ってしまうんですから、この真実を蛟さんに知らせたくないとまで思ってしまった

でも現実に戻ってきた時蛟さんがしっかり父親とその罪と向き合っていたのが強くなったね……とほろりとしてしまった😢

幼い日にそうして命を落としていたみことが何故その先も命を繋いで生きていたかというと、祈り子になったうつつといろはが代償を払って生き返らせたんです

そこでいろはが失ったのはみことへの恋心、つまりいろはがその感情を取り戻してしまったら祈りが壊れて命が失われてしまうということ

それを悟ったいろははうつつに願って、ここではない月の世界へと去っていってしまう

姫空木編の時も思いましたがいつもいろはさんってそういうふうにいなくなっちゃいますよね

けれど今回はいろはさんが自分が選ばれないのは嫌だ、苦しいとこぼすのが彼の変化を感じました

でもみことといろはさんが幼い頃一緒に暮らしていたり遊んでいたりしていた記憶がゴッソリ抜け落ちてるのってその祈りの代償なのかだけわたしはわからなかったです

いろはさんが月の世界の住人であることはなんとなーく最初からわかっていましたし、あるべきところへ戻ったのだとしたらそれはそれで幸せなのかもしれないななんて考えたりもしました🤔

そして場面は飛んでみことと百歳さんがそれを追うように月へ行こうとするという意味ありげな終わり方をしていきました〜

いやこれいろは編への伏線ですよね！！これまでを踏まえていろはが幸せになる未来がどうやっても見えないよで、いろは編ではちゃんと幸せを掴んでほしいですね😉

好きなルートは うつつさんといろはさん！最後このルート連続でやったらインパクト強すぎてここしか記憶残らんわ！と思いました笑

唐紅さんがかっこよかったはずなのに印象がどことなく薄くて、もうすこし丁寧に恋愛してもよかったんじゃないかな〜〜という気持ちになりました🤔

いめくんが大活躍してたのもあるのかな、でもいめくんルートを用意してくれなかったのは恨めしい……👻斧刑事エンドはあったのに……

うつつさんルートといろはさんルートの過去や今までの謎が解明されていくのがしんどくもありつつ、ほんっとに面白かった！ちょっと頭が追いつかないところもあったと思いますが！

あと開闢高校に通う蛟さんが可愛かったし、ちゃんとここでも姫空木さんと蛟さんは仲良くなるんだ！とニッコニコしちゃいましたね笑

GWのお休み前の関係で本当にお仕事がてんやわんやしてまして！ぜんっぜんゲームできてないんですよ〜〜😢😢おやすみ入ったらグワッと一気にゲームにのめり込みた〜〜い！

明日も朝早くからお仕事なので早く寝ないとなんです……

次やるゲームは楽しいのがいいな！

それではおやすみなさ〜い🌃