感想 ∴ 白と黒のアリス


今回は 白と黒のアリス をプレイし終えましたので感想を書いていきたいと思います🐇

メルヘンなダークファンタジーを求めてプレイをしたのですがそこまでダークでもなかったですし、ファンタジーでもなかったのがちょっとびっくりでした〜なんていうかファンタジー色より学園ものの要素強めだった……😕それはそれでとっても楽しかったですが!

このゲームの1番の特徴は主人公が 愛日梨 と ルナ の2人いて、元いた世界を離れて現代のような 白の世界 と童話の中のような 黒の世界 で過ごす様が描かれていること!なので双方のルートによって雰囲気がぜんっぜん違って面白かったです🌹

愛日梨は童話のような黒の世界で過ごすのでファンタジーというか不思議の国のお話、
対してルナは現代のような白の世界で学生生活をする様が描かれるのでめっっちゃ学園ものなんですよね 笑

2人が全然違うからこそどうしてもその片方の方を好きになっちゃう傾向があるな〜とは思いました🌀
わたしはもう圧倒的にルナのお話が好みでしたね

あと本当に本当に知らなかったんですがめちゃめちゃ吸血するし吸血されます🩸まだ飲まれる方ならわかるんですよ、そういう乙女ゲーム結構ありますからね、でも飲む方もするとは思わなんだ

こうやって色々書き出してみると、こう、欲張って色々要素を詰め込んでる乙女ゲームに見えますね👀

プレイ順は ジャック → ミネット → カノン → ネロ → レイン → スノウ にしました!
黒の世界、白の世界を一気に!というよりは交互にやった方が飽きがこなくてよかったです👐個人的には レイン → スノウ で終えるのをオススメしておきます



下記よりキャラクター別感想




【ジャック】

女王であることを剥奪されて黒の世界から追い出されて、今までの自分を全部否定されたルナをジャックだけはずっと女王として接してくれるのがあまりにも救いすぎました😭

最初はルナも不審者扱いしてましたが、側近のうさぎ達も信用ができなくなった今、ルナを女王として優しく寄り添い守ってくれるジャックに惹かれるのはごく自然な流れだな〜と

でも血を欲したルナへジャックが分け与えたエピソードからより気を許すようになるのはちょっと現金ですね 笑
それほどまでに血を分け与えることって黒の世界では親密な相手としかしないことなんでしょうか、明かされていないのでなんともいえません

それからジャックで遊ぶように戯れに近づくルナがジャックの反応を含めそれはもうかわいくてよかったです✨手を握ったりするだけで普段とは想像もつかないくらい女王を呼ぶ声がでっかくなったりとか 笑

ジャックはルナを裏切らないと思い込んでいたからこそ、ルナを置いて急に黒の世界に帰ってしまった時は本当に心細くなってしまいました😢
ルナがジャックにもう一度会うために黒の世界に忍び込んで、新しい女王とお茶してるのを覗き見てしおらしく何もできずに去っちゃうところとか切ないけどめちゃめちゃかわいかった……!

ジャックの女王への盲目的な狂信ぶりも、彼の生まれや生い立ちにルナが深く関わっていたからというのもすっと胸に落ちました
かつて黒の世界で誰にも理解されなかったジャックを唯一肯定したのが幼い頃のルナだったからこそ、彼もどんなルナも肯定して理解してあげたんだなと思ったり😢

黒の世界のハッピーエンドの、ルナの血を吸って覚醒したジャックの力でルナのアリスを抑えながら過ごしていくっていうのが危うい共依存関係のようでちょっと仄暗くていいですよね🖤

でもわたし的には黒の世界も白の世界もバッドエンドがツボでした〜❣️ジャックを従えながら女王や側近を殺し尽くして王座に戻るのも、白の世界でジャックによって監禁されて黒の世界への未練をわからなくされちゃうのもヤンデレ好きにはよかった〜〜

【ミネット】

突然連れて来られた白の世界にあまりに親切にしてくれる人がいなかったとはいえ、表だけ優しく気さくなミネットに頼るのはやめたほうがいいよと思いながらプレイしてましたが、やっぱりろくな目に合わなかった……

とにかくその場限りの優しい言葉というか、甘やかししかくれなくて、急にひとり森やら街やらに放って帰られたりと、気分屋で片付けるには度が過ぎる!!

そうして気がついたら薬を盛られてあれよあれよと監禁生活😯薬で体が動かせずにお人形のようになった愛日梨を彼女とずっと一緒にいられてハッピー🌟とか考えながら甲斐甲斐しくお世話してるのがほんとうにほんとうに恐怖体験でしたイカレ猫ちゃんすぎる

最後には愛日梨の涙を見て主人である公爵夫人を裏切ってでも救おうと改心してくれて安心しました
そしてそれに応えるように女王を攫ったミネットに対してうさぎたちが親切なのもよかったです

ミネットは愛日梨へ最初から「好き」と言っていましたが、ミネットが愛を知ってその言葉にどんどん中身がこもっていくのが素敵でしたね💗

公爵夫人の正体を暴いて倒してエンドなのですが、白の世界で学校をきちんと卒業して黒の世界へ戻って女王になるのが一番ハッピーだったように思います
でもミネットはずっと愛日梨を失うことを恐れているようで、愛日梨はそれを見抜いて欲しい言葉をあげているのがちょっと不健全で好きでした🐱

【カノン】

カノンはルナを対等に扱ってくれるというか、ワガママだし生意気だし毒舌だし素直じゃないし、同じレベルにいる似たもの同士なんですよね 笑
だから最初のうちはそれはもう衝突するし悪態突かれまくるし、好きになるとか以前に仲良くなれるのか……?って感じでした

白の世界という不慣れな場所でこれまでやって来なかったことに必死に立ち向かって突破して喜ぶルナはかわいかったですし、自分で焚き付けておいてそれにどんどん惹かれていくカノンもかわいらしかったです☺️

なにより2人の距離が縮まっていく出来事が、お裁縫を教えてもらうなのがいいですよね〜〜🧵黒の世界とか女王だとかそういうものと関係ないことで親密になるのが素敵💓
家庭科室で放課後に2人で話しながら裁縫をして、材料を買うためだとかスイーツを食べるためだとか理由をつけて休みの日にお出かけしちゃって、ただの同年代のように2人で関わりあうのがすごくよかったです

しかもカノンもルナも自分の恋心に気付くのがそ〜〜れはもう遅いんですよ!それがまた焦ったくてわいいんですが、そんなとこまで似てなくてええわ〜い!ってなりました 笑

カノンはずっとルナに黒の世界への未練を捨て去れと、白の世界に順応するのがいいと言い続けるのですが、ルナはそれができずに隠れて黒の世界へ向かってしまうシーンが個人的には切なくて好きでした

あのカノンが必死にルナを探しまわって白の世界に連れ戻しに来るのが、黒の世界で必要ないと突き放されたルナのことを救ってくれるようでした😭心配して本気で怒ってくれるカノンがいてよかった……

それなのに思いを通じ合わせたかと思えば、カノンにかけられた成長せず死ねない呪いを解くためにはカノンの手でルナを殺すことでしか解けないことが判明してしまいます

ルナは女王のまま死ねること、そしてなにより大切なカノンが救われることで、自分の死に意味を見つけてそれを望むのが悲しすぎた……😢

バッドエンドではルナがカノンを導くように死んで、カノンの呪いは解けても救われないままなのが誰もが望んでいた前女王の死をカノンだけは受け入れなかったようで苦しいけれどよかったです
このバッドエンドほんとうにほんとうに好きでした

ハッピーエンドは白の世界に残るエンドが好きでした🌟白の世界で共に過ごしている中で、カノンの体が成長し出し、一緒に時を過ごせるようになるのが素敵でしたね🎩

黒の世界のハッピーエンドはもうびっくり展開でした!というのもルナの血をたらふく飲んでカノンの魔法の力を増長させてルナの時を赤ん坊の頃まで戻して黒の世界に返してあげるという……
そしてアリスを覚醒させないまま16まで育ったルナの元に一緒に作ったワンピースを持って会いに来てくれるのがロマンチックでした✨

でもカノンの呪いのために死のうとしたルナと一緒で、ルナの願いのためにカノンが犠牲になってしまったような気はしちゃう……やっぱり白の世界でのエンドが好きでしたね

【ネロ】

黒の世界の住人の中では比較的愛日梨と近い感性を持っているような感じがして、彼女が一緒にいてホッとするとその優しさに甘えてしまうのもよーくわかるなぁと思いました🥕
ただわたしとしては三月のうさぎってだけで構えてしまうんですよね、気狂いのうさぎですから……
と思ってたらほんとーにとんでもないうさぎでした!!

白の世界に帰してあげるとアサギという怪しげな男のもとに連れられて監禁状態、気がついたら記憶をなくした状態で白の世界にいて……いやもう胡散臭すぎる!!絶対良くないことしか起こってない!!

白の世界でネロと普通の学生として仮初の交流をしながら、けれど何か大切なことを忘れているような感覚がある愛日梨ですが、とうとうネロの正体を暴き黒の世界のことも思い出してしまいます
どんなに酷いことをしていても、それを愛日梨自身にされても、どうしたってネロを嫌いになれないのがわたしにはわからなかった……普通は首元切り裂かれてキレられたらそのまま好きではいられんて……

けれど愛日梨はどこまでもネロが好きで優しいお人好しで、ネロとともに妹の真実を明かすために再びアサギのもとへ向かってしまう
そして予想通り捉えられた2人はみんなの力を借りてなんとかアサギを倒してエンディングとなります📖

黒の世界のハッピーエンドでは女王となった愛日梨が死刑をなくし、ネロを側近としてそばに置くことになります
対して白の世界のハッピーエンドは女王の血によって目覚めたネロの力でこれまで殺してきた人を生き返らせる旅にでます💨そして全てを終えた彼と幸せに暮らすというもの
ネロはなかなかにやることやってるので、どれもなんというか手放しにハッピーではないのがちょっとモヤモヤしちゃいました🌀

それよりも狂ったネロに殺されたり、愛日梨を白の世界に戻しネロが鏡を割って断絶させたり、とバッドエンドの方がなかなかに強烈でした🔥

【レイン】

正直レインはどのルートでも愛日梨の気持ちを考えてくれなくて、精神的にメッタメタにされたので期待していなかったのですが、本当にそのまんまでほんとにお前は……!ってなりながらプレイしました🎮

ミネットやアサギと信用できないやつらも身の回りにたくさんいるし狙われてる感もすごいしで心細いのに、なんやかんや守ってくれるレインは守りはするけれど優しくないしなんなら怒るし、本当にこのルートは愛日梨の心のよりどころがなさすぎるんですよね
ただ少しずつ遠回しにですがレインが優しくなっているのはわかっているから憎めなくもある……ような気がする……

愛日梨がレインの前で泣いてから何故か2人の距離が縮まり出して???ってなってたら、愛日梨に薬を盛って白の世界の記憶を希薄にさせることで精神が安定してたからとかいう恐ろしすぎる展開だったの酷すぎてもはや笑いが出ました

ほんとうにレインは自分に都合のいい嘘ばかりついて、愛日梨ではなく黒の世界が大切で、なのに薬を盛っていたことがわかった後に、すごくしんどそうに「なにか、俺に言いたいことは?」なんて聞いてくるからズルすぎる、すこしときめきかけました💓

真実を知った愛日梨が黒の世界を女王としての運命を受け入れていくも、そこでアサギによって愛日梨が攫われてしまうんです😢レインが助けに行くも愛日梨同様にアサギに囚われてしまいます

そこで2人が思いを通わせることができたのはよかったですし、話すことしかできないからか驚くほどに饒舌なレインが面白かったです 笑

そしてみんなの力を借りてアサギを倒してハッピーエンド🎗️黒の世界のエンドでは死に瀕した愛日梨にレインが口付けをしたことで、愛日梨がレインの血を飲んでアリスを覚醒させ、またアリスの狂気を抑える方法も見つかって、愛日梨もルナも幸せなエンドを迎えます💐

対して白の世界のエンドがとんでもなくて、愛日梨が瀕死のレインとともに命からがら白の世界に戻って、入れ替わりでルナが黒の世界に行ったのを見届けてから鏡を割って、「私がそばにいる」とレインに抱きつくんですよ?!
しかも白の世界で過ごすレインは黒の世界のことなんて忘れ去っていて、愛日梨の隣で穏やかに優しく笑っていて……

愛日梨の白の世界の記憶を消そうとしたレインが愛日梨によって黒の世界の記憶を失わされるのが罪深すぎてとてもよかったです

【スノウ】

スノウは黒の世界を追われたルナに最初からさいごまでずっと寄り添ってくれるのがすごくよかった😭けれど黒の世界でもずっとずっとルナの世話を焼いていたものだからその延長線のままでまったく恋愛に発展する気配がないのが焦ったかったです

けれどスノウはルナの危機をジャックが救えば、自身がそれをできなかったことにモヤモヤして、「女王様を悲しませないで」と言ったジャックにキレ返すのがもう独占欲の塊すぎて笑っちゃいました
しかもルナが血に飢えていることを知り自身の血を強引に与えて、口にされたのがジャックの血じゃなくてよかったというのがもう……ヤンデレの素養が見え隠れしてますよね……!!笑

レインが白の世界に来たときのレインとルナをお似合いだと騒ぐ周りに無意識にキレてるスノウもかわいらしかったです💝レインから見てわかるくらいにはルナを好いているのに本人はまっったく自覚ないのが罪ですけど 笑

レインから黒の世界を脅かしているのはルナの血だと言われ、不安定になったルナが自身を傷つけて血塗れになっちゃったのはびっくりしましたね……けれどルナのそんな姿を見て自分の恋心をスノウが自覚するのが好きでした
そしてスノウが恋心を自覚して接するようになって、ルナも自身の恋心を自覚するようになって、でもスノウはルナに嘘をついていることへの罪悪感から距離を置き始めてしまいます😢

そしてとうとうスノウの嘘がルナに知られてしまいアサギの手を取ってしまう……
しかしルナはアサギの真意に気付き逃げ出し、黒の世界をその目で見ることで、自分は黒の世界にいてはいけないと、スノウは正しかったのだと知ります

なんなかんやでスノウに助け出されたルナは2人でともにいることを願って、黒の世界のハッピーエンドではその世界にとどまりアリスの血を狂わせない方法を見つけて愛日梨とルナで女王に即位し、
白の世界のハッピーエンドではレインに黒の世界に関わらないことを約束して2人で白の世界で生きていきます

個人的には白の世界のエンドが消化不良ではありましたが幸せそうで好きなんですよね、スノウがルナのために黒の世界に似た箱庭を用意してくれるのがちょっと切なくてでも優しくて

でも黒の世界と女王であることにこだわっていたルナにとっては黒の世界のハッピーエンドが一番いいのかなと思いましま👑




全て終えて好きだったのは、 カノン > スノウ、ジャック >>> ミネット、ネロ、レイン でした🃏
もう圧倒的にルナが好きでシナリオもそっちの方が面白くてってなってしまったのでめちゃめちゃ好みが偏ってしまいました🌀

まあ何も知らずに狂った世界に連れてこられた愛日梨と、事情が分かったうえで世界を追われたルナ、どっちにまともな恋愛対象がいるか、感情移入しやすいかって言ったらもうルナになっちゃいますよね
だって愛日梨には狂った世界の住人が、ルナには彼女の護衛に連れてこられた人たちなんですから……
愛日梨の恋愛対象はどこかみんな狂っていて理解できないところがあった気がします

けれどバッドエンドも好みのものが多くて、ダークなのも甘い展開も、色々な要素をサクッと楽しめる作品なのがよかったと思います👐

最近はなかなか乙女ゲームに時間を割けずもだもだとしております😑これ以上詰みゲーを増やせないのでしばらくは新しいものも買わずにゆったりしていこうかな〜

代わりにイベントに行く機会がとても増えてるのでその感想なんかはもりもり書いていきたいですね😉近いものだとブレマイのリリイベにも行くので次の記事はそれになりそうです

それでは今回はここまで
ではまた〜🕊️



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