感想 ∴ 華アワセ 蛟編
今回は 華アワセ 蛟編 をクリアしたので、その感想を綴っていきたいと思います🥳
事前情報ほぼ皆無で去年からあたためていた華アワセ!その1作目となる蛟編ですが、も〜〜めちゃくちゃ面白かった!!
これ本当に本屋さんで買えちゃう雑誌の付録ゲームだったの?!って疑っちゃうくらい……
ちょっと夜更かしして無理したんですけど、1週間かからず一気にプレイしてしまいました😉久々に睡眠を削ってもいいと思えるほど夢中になってしまった〜〜
こちら 華アワセ は B's-LOG の創刊10周年企画として制作された作品でして、最初の蛟編はまさかの発売2012年と10年前……!もう B's-LOG 創刊20周年だよ〜〜
全4編になるのですが全編出るまで7年くらいかかっていて、これはリアルタイムで追ってた人間はしんどかっただろうな……なんて思ったりしてしまいました……内容的にも……
というのもですね、蛟編は蛟としか幸せになれなくて他キャラクターは全てバッドエンドしかありません!!いやえぐいて……
なので蛟ルート以外はバッドエンドの地獄巡りと言っても過言ではないのです、他キャラクターと幸せになりたきゃそのキャラクターの編をやんな!という仕様
それで最後のいろは編7年待たせたの罪深すぎんか?!?!ってなりましたよね😱😱
本編やる前におまけとか設定とかを見て回ってからプレイをしている人間なので、ギャラリーにちゃんと他キャラクターのスチル一覧も普通に用意されてたのを見てたからほんとに油断してた……
ほんとに普通に少しくらい幸せになれるルート用意されてると思ってた……笑
ストーリーは 鬼札に泉姫という特別な才能を持った水妹として見出され華遷国立学園へ編入した主人公みことがその才能を開花させるべく、五光と呼ばれる学園でも優秀な華詠の男性たちと関わっていく……というお話です
このゲームの世界観ほんとに難しくて、簡単にまとめようとしても専門用語だらけになっちゃうんですよね🤔
華遷っていうのが花札を使ったカードゲームであり国に由緒正しく伝わるまつりごとであって、男女1組(華詠と水妹)になって行いそこには密接な信頼関係が必要だよって言うことだけわかっててくれればオーケーです
とにかく主人公は水妹として華詠の男性と親密な関係にならなきゃいけない!という立場なわけです🌸
攻略順は 蛟さん → 姫空木さん → 唐紅さん → いろはさん でやりました!蛟さんルートが本編なので最後の方に持ってきてもよかったのかな〜と思いますね🤔
ただこのゲームにはカードゲームのパートがあるのですが、いろはさんだけ難易度とても高かったのでいろはさんは最後のレベル上がりきってる状態で挑んだ方がスムーズにいくかと思います👌
下記よりキャラクター別感想
【蛟】
蛟さんは御家の言いつけで細かく厳しい掟を守っているというのもあり、もうめっちゃ真面目堅物
ビジュアルも背は高いし眼帯してるし感情が表情に出ないしで怖く見えがちなんですが、実はとても優しく見えないところで気遣ってくれているんですよ〜
なんなら心のうちではだ〜〜いぶみことに感情を乱されていたりして、わたしはそのギャップにぐらりときてしまいました😘
蛟さんもみことも恋というものを知らず不器用なので、百歳さんや姫空木さんが気を効かしてもまっったくくっつく兆しがないんです笑
でも弱さを見せることや甘えることができないところが似ていると知り、みことが自分から弱さを見せたことで支え合えるようになるのはよかったですね
特に泣いてしまったみことの目を蛟さんが手で覆い隠してくれるところは不器用な、でも温かい優しさがあってすごく好きでした〜🌸
思いが通じ合えたかと思えば、正気を失った蛟さんにみことが襲われるという事件が発生し2人の距離が開いてしまうんです
それには蛟さんの御家にかかった呪いが関係していまして、その真相があまりにも残酷すぎてほんとにしんどかった……
祖父が蛟さんのこと御家のことを思うばかりに暴走して、みことのおかげで正気に戻った蛟さん以外の一族は葬られてしまって……ああ〜〜ここでオープニングムービーにあった蛟さんのセリフに繋がるのか〜〜となるとともに、蛟さんの心境を思ってずーーんと沈んでしまった🐚
けれどみことがその側にいてよかったですね、そりゃ蛟さんもこんな事件あって知らないところで一族悪い組織と繋がってたけどみことは自分の水妹で泉姫で嫁にするから✋ってなるよな〜〜〜
前半でのゆっくりお互いを知って仲を深めていく描写もよかったし、後半の情熱的なやりとりも楽しめて大満足でした❤️🔥
【姫空木】
蛟さんが事件を起こした後パートナーとして姫空木さんを仮で選ぶことで話は進むのですが、
蛟さんと姫空木さんは親友であることもあって仮にもパートナーとして触れ合うことにすごく罪悪感があってよかった……
みことはずっと蛟さんを想ったまま優しい姫空木さんに甘えてその好意を見て見ぬふりしていくのですが、姫空木さんはみことのことを本当に好きになってしまったが故にどんどんおかしくなっていってしまうんですよ〜〜
謝りたいと深夜に呼び出しの連絡をもらってもう遅いからと突っぱねて、いるわけないと思って見に行けば何時間もそのまま待っていたり!姫空木さんに言わずに蛟さんとふたりで資料整理をしていたら、虚無顔でどうして?と責められたり!とにかくゾッとする場面が多かった……
失踪した姫空木さんを探しに蛟さんを連れて2人で見た思い出の夕焼けの場所へ行ったら、どうして裏切るのって叫ばれるのはほんとに精神的にキました笑
はやく姫空木さんを幸せにしてあげたいので姫空木編をやろうと思います🌸
【唐紅】
女遊びが激しくみことに手を出そうとする場面が多いのでちょっと苦手だと思っていたのですが、脅されてパートナーにさせられたのあまりにも酷すぎてわたしは最初から好感度マイナスになってました
そしてパートナーになってからも彼のせいでバッタバッタ倒れるみこと笑
進めていくと誰彼構わずそういうことをしてるわけじゃなくてちゃんとみことのことが好きなんだろうな……というのは分かりましたし、すごくわかりにくい優しさがあるのも見えたんですが、
それでも最初のマイナスイメージを取り返すまでは行かなかったかなと思います
だってここぞというときで助けてくれたのって結局蛟さんなんだもん😂蛟さん好き😂😂
ただうつろひに染まった蛟さんと唐紅さんの最後の決戦はかっこよかったですね〜、お互い相打ちのような状態になるのはウワーッてなっちゃいました
そして狂ってしまった蛟さんの誇りを守るために、誰よりも命を絶つことに抵抗のあったみことがナイフを刺して終わりにしてあげるのはあまりにも苦しかった
しかもみことが刺して泣いている時に蛟さんがやっときみを見つけたっていうのさ〜〜もうやめてよ〜〜ってなっちゃった……
結局唐紅さんルートだったのに全部蛟さんに持ってかれてしまった感じが拭えませんね笑
唐紅編やるのも楽しみです☺️
【いろは】
個人的に1番精神的にしんどかったように思います
というのもいろはさん蛟さんへのあたりがあまりにも強すぎて見ているこっちが胃が痛くなる……
やめて!蛟さんに酷くしないで!とみことともに思っていたのにそれに従って行動すればするほどいろはさんは蛟さんに厳しくあたるんですもん
みことが蛟さんに近づけば蛟さんが責められ、そのことをいろはさんにやめてくれとお願いすればまた蛟さんが傷つくんです
パートナーになった理由も蛟さんといろはさんが仲直りするように、ですし……
そしてしまいにはいろはさんもみことへの独占欲に狂ってしまってみこと共々死んでしまおうとしたり、それを蛟さんに阻害されれば最期には窓から身を投げてしまう……
謎がたくさん生まれて謎のままで終わったルートでした、最期にはループを思わせるような描写もあるし……🤔
いろは編をやれば明かされそうな気もしますが、このルートで少しいろはさん怖くなってしまいました😔
好きなルートは言うまでもなく、やはり蛟さんルートが良かったですね!まあハッピーエンドこれしかないのもありますが!!笑
他ルートもバッドエンド地獄巡りなんていいながら、ちゃんとそのルートのキャラクターのことも丁寧に描かれていて良かったです☺️
特に姫空木さんの監禁エンドと唐紅さんの刺殺エンドがお気に入りです
ただこのゲームひとつ難点を挙げるとすると、総プレイ時間の3分の1が花札のミニゲームを強いられます!!!しんどい!!!!
しかもこれ花あわせでもこいこいでもなく、このゲーム独自システムなのでルールがわかるようになるまで大変だと思います……
ミニゲームを進めていくなかで花札のカードが解放されていくので序盤ほど役が揃いづらくてしんどいっていう
けれどこの作業を加味しても面白いゲームではあるのでめげずに頑張ってほしいです〜
あと解説なしで万葉集の和歌をぶっ込まれるのも、有名なものとはいえびっくりしました
調べながら読んではいたけれどもっと知識があったら深く理解できたのかななんて思ったり
甘さもあってけれどシリアスな部分もしっかりあって、とてもバランスが良いシナリオだったな〜と思います🥳エンド自体はバッドエンドが多いですが、ちゃんと練られたバッドエンドなのでそういうのが好きな人は特におすすめです
次は姫空木編!楽しみだ〜〜
では今回はこの辺で〜👋
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