感想 ∴ 華アワセ 姫空木編


前回 華アワセ 蛟編 をプレイしてから!速攻 姫空木編 へ突入しまして、クリアをしましたので感想を書いていきたいと思います〜!!

いや蛟編も面白かったけど姫空木編もめちゃくちゃ良かった……!!!前回あらゆるルートに散りばめられていたほんの少しの違和感とかが姫空木編で回収されたり、また謎が謎を呼んだりとすっごくワクワクしてしまいました✨
特に蛟編での姫空木さんバッドエンドの謎がここで紐解かれて、あれはああだったのか!とやっと納得できたり笑

相変わらず姫空木さん以外のルートは全部バッドエンドではあるんですが、蛟編に比べると悲惨なバッドエンドだらけでもなかったように思いますね
今回は心揺さぶられるバッドエンドがとても多かったです☺️久々にボロボロ泣きながらプレイしてました

そして 華アワセ は順番通りに全部やること前提で作られてるな〜っていうのをひしひしと感じましたね!気になるキャラクターの編だけつまみ食いはできません🙅‍♀️

攻略順は 姫空木さん → 蛟さん → 唐紅さん → いろはさん でした
前回同様ハッピーエンドのある姫空木さんルートを先に持ってきてしまったので、後半はバッドエンド巡りでタスケテ……タスケテ……ってなりかけました笑

でも姫空木さんのバックグラウンドがわかるルートは姫空木さんルートしかないから先にやっていた方が理解はしやすいと思います
そしてやっぱりいろはさんルートは他ルートよりカードゲームのパートが厄介なので最後にやること推奨です👌


下記よりキャラクター別感想




【姫空木】

蛟編では狂ってしまった彼をやっと幸せにしてあげられるんだ〜と思いながらはじめたのですが、姫空木さん想像以上に曲者でした……!

姫空木さんはみことに対してとても優しくて、でもその優しさはうわべだけというか……これはきっと求められているお姫様の姿なのだろうな……と
ある一定以上に踏み込まれることを拒絶されてるような感じがあって、わたしは優しくされてもどこか不安な気持ちになっていました

だからみことが家に帰ったときに垣間見えたお姫様でも王子様でもない姫空木さんの苦しみ、
その苦しみに寄り添って体温を分け与えるみことの姿でやっと彼を幸せにする糸口を掴めたのかな……と思ったら!そんなことなかった……!!

その後何故か突き放され、挙げ句の果てには仮であったパートナーを降りられるという始末?!どうして?!
まあ姫空木さんが間接的に五斗側の人間で、水を自在に操ることができる力を持っているから、というのもありそうですがみことがただの迷子の子供でしかない姫空木さんを掴みかけたからなのかな〜彼は臆病ですから……

なんやかんやで正式なパートナーになって一息つけるかと思いきや、いろんな疑惑を残しながら行方不明に……?!それでも姫空木さんを信じてると言えるみことの強さがすごいですよね
ほんとうはほんのすこしも疑う気持ちがないわけがないのにそれでも信じると即答する、これが愛なんだなあ

姫空木さんは過去に少女を水を操る力によって死なせてしまった、そしてその罪を濯ぐために罪を重ねていた……その罪の重さに苦しみ怯える姫空木さんは痛々しかったですね
でもそんな姫空木さんにビンタかますみことがめっちゃ好きでした✋

その少女の魂を救うことで罪を償い、最後には帰る家がないと言っていた姫空木さんにみことという帰る家ができたことがよかったです
ずっと王子様でありたいと思っていた姫空木さんが、その呪縛から解き放たれるのもよかったですね〜

【蛟】

帝からの命により強制的に蛟さんとみことはパートナーとなるのですが、姫空木さんはふたりの恋のキューピッドになる!とあれこれと企ててくるんです

華伐の際に蛟さんが枯渇を起こしてしまいみことが姫空木さんを頼って電話すると、肌を合わせて口付けをしてと指示される……そして命を救うために言われるがままそうする……
紛れもない想い人に他の人との行為を指示されるみことの気持ちを考えてくれ!!と思った矢先に姫空木さんにその気持ちがバレてボロッボロに振られ……
けれどその失恋がきっかけで蛟さんとみことは静かに心を寄せていくんですよ、そこからのふたりのやりとりがしんどくはあるのですが穏やかで好きでした😌

でも姫空木さんは蛟さんとみことをくっつけるためにみことを傷付けながら自身もぐっちゃぐちゃにおかしくなってしまうほど傷付いていて、結局姫空木さんと蛟さんがぶつかり合うんですよね!そこで蛟さんが案外姫空木さんという本質を見抜いていたのにびっくりしました
やっぱりこの2人はいい親友ですよ……いい親友だからこそみことのせいでこういう結末にしかなれないのがわたしは悲しい……

蛟さんが姫空木さんに敗れ、姫空木さんとみことの王子様とお姫様ごっこがはじまった時にはやめてくれと頭抱えてしまいました😨
蛟さんが姫空木さんを下しても、姫空木さんの最期を目の当たりにしたみことが蛟さんのことを忘れ蛟さんを姫空木さんと呼び微笑む……
蛟さんもそれを受け入れそのように振る舞うんです、姫空木さんを想っているみことに惹かれた罪深さを受け入れるように…………

蛟さんはみことへ告白をしそびれていたんですが、蛟さんが瞳にうつらないみことにはもう想いを告げることはできないんですよ……心はそこにないから……
いつかみことが蛟さんを捉えるようになるまで待とうと、その蛟さんの誠実さがやっぱり好きだなあと思いました

【唐紅】

唐紅さんはやっぱり強引だし手が早いしで苦手だ!というのは変わらないのですが、それにしたってこのルートの唐紅さんはかっこいいと感じる場面がとても多かったです

講堂に残したままの桜花の水妹を守りたいとみことをつかっていろはを脅して講堂の爆破を阻止しようとしたりと、唐紅さんと桜花の水妹の関係が蛟編よりも詳細に描かれていて結構印象が変わりました

桜花の水妹は唐紅さんにとってみことが特別な女性だと理解したうえで、彼女を飾り付け唐紅さんの元へ行くように背中を押すのがとても好きでした〜
桜花の水妹を探すためにボロボロになった唐紅さんからみことを思う気持ちが少しずつ溢れていくのも温かい気持ちになりました☺️

そして唐紅さんが桜花の水妹を大切に思っているのがわかるからこそ、姫空木さんが操った攫われた桜花の水妹たちに襲われて抵抗できないでいる場面はなんてことをするんだと……
そこにみことが飛び込んでいって庇う場面は、みことが唐紅さんの在り方を理解しそれを守ろうとしているのがとてもよかったです

姫空木さんと対峙し姫空木さんを倒したのにも関わらず、唐紅さんもみことも事切れてしまうのにはびっくりしました
それなのに姫空木さんの器の中の狂気に堕ち暴走したひめだけ失われ、煉獄で行き場をなくしていたうつぎが残ってしまうなんて、残酷すぎやしませんか……?

生きながらえてしまった姫空木さんはみことの亡骸が家に戻ったのを見届けて、その裏庭で同じように手首を傷つけて自死するんですよ……
姫空木さんとみことの心の距離はずっと窓を隔てたままで近づけなかったんだなと悲しくなってしまいました、家の中のみことへと手を伸ばして亡くなっていたのが切なげでしたね

唐紅さんとみことは戦いの前にお互いの血を交わせ血と血を縁に再び出会うことを誓う儀式をしており2人はともに死んでいくのに、姫空木さんはそれすら許されず1人で血を流し死んでいくのも苦しかった……

この唐紅さんとみことの儀式は次の唐紅、うつつ編へ繋がっていく伏線なのかな〜と思ったり🤔
唐紅、うつつ編がすごく気になってしまう終わり方でした!

【いろは】

いろはさんルートは姫空木編全体を通して暗躍していた、運命を変える機械 カラクリみこと 、それによって歪まされた運命について紐解かれるお話でした
姫空木編ってあらゆるところでギギギって機械音が入ったりしていて、何なんだ?!と思っていたのでいろはルートというか真相ルートみたいでしたね!笑

姫空木さんは行動の騒ぎの際に早々にいろはさんに粛清されてしまい、みことを泉姫として覚醒させるためにいろはがパートナーとなるのですが、
その際にみことの目の前で姫空木さんを粛清したり……何度もこの運命は君のせいだから君はこの運命を受け入れろと心ないことをたくさんされるんです……

そのせいでみことも自分の意思を持つことを諦めようとしてしまう、みことが意思を持ったから色んな人の運命を狂わせてしまうんだと責めて、いろはさんの行動も受け入れていく……その様が痛々しくて……😢

けれどいろはさんが憎めないのって、いろはさんの行動の根底にあるのってみことが泣くか泣かないかなんですよね……でもいろはさんにはみことの感情がわからないから結局泣かせてしまう……

ただこのルートではいろはさんと過ごしていくなかでほんの少し感情に触れるんですよね、それがとてもよかった!
食事に無頓着ないろはさんにりんごを剥いてあげたり食事を用意してあげたり、水妹の力を出せないみことのために大特訓をしたり、それらを全て嬉しかったのだと思うと、そういろはさんの口から聞けただけで泣いてしまった😢

そうしたことを経ていろはさんとみことが近づいたかと思えば、カラクリみことによって生き返った姫空木さんが2人の前に現れるんですよ!!
それをいろはさんは姫空木さんがいる限りみことが迷い、泉姫から遠ざかる、だから姫空木さんを殺すと姫空木さんへ向かっていってしまう

そしてみことはカラクリみことに願って、姫空木さんが生きている運命を望んでしまい、そしたらなんといろはさんの存在が消えた華園にたどり着いてしまうんです?!?!

みことはいろはさんがいないことに加え、蘇った姫空木さんにも元の姫空木さんからは記憶が抜け落ちていることに気がついて、真実を見届けるために再び運命を変えるためときを遡ります
そこからがもう、あまりにも切なかった……😢😢

いろはが殺した最初の姫空木さんを蘇らせたのがカラクリくん(みことの名前をつかって)、そのあと蝶のうつろひによって壊滅した華園のみんなを蘇らせたのがいろはさんだったんです……
そして運命を変える代償は使ったものの記憶を奪ってしまう、だから姫空木さんにはみことの記憶がなくて華園のみんなにはいろはさんの記憶がなかったんですね

そしてふたりで運命を正すためにカラクリみことを破壊するのですが、いろはさんはカラクリみことの最後の一回を使ってまた運命を変えてしまう
みことが笑わないから、みことがここに来てくれただけで嬉しいからと…………

もう大号泣ですよ!姫空木編のあらゆるところでカラクリの機械音がしてたのって、つまりそういうことですよね?!みことが泣かない運命になるようにいろはさんが運命を変え続けていたって、そういう……😢😢
考えれば考えるほど涙が止まらなくなってしまった……

そしてこれを終えた後に見る華うつしのいろはさん勝利後のイベントがとんでもなかったので!華うつしまでしっかりプレイしてくださいね!しんどいけど!




好きなルートは いろはさんと蛟さんでしたね、バッドエンドだけど……!でもすごくいいバッドエンドだった……

姫空木さんルートは姫空木さんが想像よりも盛っていてえっちかったのと情緒不安定だったのとでびくびくプレイしてたところがありますね🤔
でもあそこまで情緒不安定になる理由は十分に揃っているから仕方ないのかなあ

でもとにかくいろいろなところに次回への謎だったりが散りばめられていたお話だったので、唐紅、うつつ編への期待がもりもり高まりました💪

あとは花札のミニゲームのパラメーター?が色々変わっていて序盤すごい戸惑いましたね
ただ作業量自体は変わらなかったのと、2週目以降分岐から始めることができたのですごく楽だった😊

蛟編プレイ時には万葉集の知識もっとあったらな〜〜と言っていましたが、姫空木編を経て万葉集の解説本を手元に置いてからプレイしようと心に決めました……
すごくストーリーと和歌とキャラクターの心情とが絡み合っていたルートがあったので!
とりあえず角川のビギナーズクラシックを買おうかな〜😌

そしてこれまでOP以外まったく姿を表してこなかったうつつさん、やっぱり何か鍵を握ってそうですよね!それも含めてすごく楽しみだ〜〜☺️

次は一度別のゲームを挟んでから華アワセに戻ってこようかな〜と思ってます!花札からちょっと解放されたいので笑

それでは今回はこの辺で👋

0コメント

  • 1000 / 1000